春節の終わりの時期に、台南では大規模な打ち上げ花火のお祭りが行われます
日本では、上へ上る花火を離れたところから見るのが花火の定番ですが、
台南のこのお祭りでは、四方八方に飛んでいく花火(爆竹)の火花の中に完全装備をしながら入るというアトラクション的な楽しみ方があります。
その昔、町に疫病が蔓延した時に、神さまのお告げ(?)で、爆竹を鳴らしながら町を練り歩くように言われて、その通りにしたら疫病がなくなった。ということがあったため、それを忘れないようにということで、毎年行われているようです。
地元の人は、毎年このお祭りのために、大量の爆竹を購入して、きれいに並べてお祭りに備えているそうです。
発火前の爆竹を見せてもらったのですが、隙間なくきれいに爆竹が並べられている様子はすごかったです。
量が半端ないです。
ちなみに、全部の場所で四方八方爆竹がさく裂しているわけではないので、ご安心ください。
爆竹に当たりに行くゾーン、爆竹の様子を遠巻きに見守るゾーン、爆竹の場所とは全く関係なく安全に普通の花火を見たり、ランタンが見れるゾーンがあります。
爆竹に当たりに行くゾーンでは、荷台の各段に隙間なく爆竹が並べられた大きなトラックが中心地となります。このお祭りの由来(爆竹を鳴らして町を練り歩く)を再現しているため、爆竹の中心地(?)は毎回少しずつ移動します。
爆竹が鳴ると、もう、音と光の嵐で、ジェットコースターに乗っているときのような心臓バクバク状態が、爆竹が収まるまで続きます。ジェットコースターと違い、自分で怖さを調節できるのでいい感じに楽しめます。爆竹がスパークしている中心では、恐怖度興奮度がすごく高く、少し離れていると若干安全だけれどもドキドキが味わえるという感じです。病みつきになりそうです。。。
ジェットコースターあまり好きじゃなく、回転するジェットコースターには絶対乗れないタイプなのですが、このお祭りの場合「地に足がついた」ものであるため、私には合っていました。
爆心地(?)に入る方は、きちんとした装備で入るようにしてくださいね。
女性の皆さんへ、爆竹に当たりに行けるゾーンに行く場合の注意点がひとつあります。地元の人より「生理中の参加は不可」と教えてもらいました。日本語のほかの情報には、(私が調べた限りでは)そのようなことは書いていなかったのですが、もしこのブログを読んで、爆竹に当たりに行ってみたいと思った女性のみなさんは、地元の方が守っているルールを尊重していただけると嬉しいです。
遠巻きに見ているだけでも、結構迫力があり面白いです。