最近、機内で見て感動したアニメーション映画がこちらです。
あらすじ
アメリカ人男性と結婚し、アメリカに住んでいる台湾人女性が、子供時代よくしてくれたおばあちゃんの死をきっかけに、台湾に帰省します。台湾で子供時代をふりかえりつつ、これからどうするかを考えるというストーリーです。
おすすめ理由 台湾らしさが凝縮
主人公と家族とのコミュニケーションは主に台湾語(台湾の方言)で、中国語字幕付きなので、台湾感をより味わえます。
「幸福路」という、主人公が小さい頃を過ごした街の感じが、今の台湾の一般的な街角らしさ満載です。看板の感じとか、かき氷屋さんがあったり、お店があったりします。
おばあちゃんのお葬式の会場も、台湾の普通のお葬式会場の感じが出ていました。
おばあちゃんは原住民(台湾の先住民族)であり、原住民のことを伝えたりしています。
おすすめ理由 その時代に生きる台湾の市井の人を描写
台湾には白色テロ時代があり、政治に関して自由にものを言えない時代があった。
主人公の叔父は、読書をしたことが原因で暴行を受け、目に傷害を負ってしまっていた。(色が判別できない)叔父は、「本当は何が正しいか、自分で考えるようになるのが大事だよ。」と主人公に伝える。小学生だった主人公は後日、その話を自分なりにファンタジーの物語にしてクラスの皆に聞かせるが、先生からは、「もうその話をしないで」と言われてしまう。
その後、主人公が大学生になって政治運動を始めるのも、台湾の時代の波に乗っていた。
また、新聞社の就職の際も、政治的な立場を確認する簡単な質問だけで、就職できてしまう。
当時の政治に対して、一般の人がどう思って、どう行動していたかというのが、映画を通して垣間見れるのがよかったです。
おすすめ理由 過去の夢・現在・これからについて考えさせられる
主人公が台湾に帰省した時、主人公はいろいろな不安とか問題を抱えていて、それを、親との関係、同級生との関係等で振り返っていく過程があります。
自分にとっての居場所はどこなのか、これからどこで、何をすべきか?これからのこと、自分にできるのか?
いろんな人との過去の出会い、帰省を機に同級生に再会して、思いめぐらすことなどいろいろあって、主人公なりの結論を導きだしていきます。
あったかい家族、町の人、同級生がいる。戻れる場所があり、そこで、原点に立ち返って今までを振り返り考えることは、本当によいことだと思います。主人公のように岐路に立っているとき、どういった選択が一番よいのか、すごく考えさせられる映画でした。