中国人の龍兄がスピーチのコツについて語っている動画を見て、面白かったので内容をメモしました。
龍兄に限らず、中国語のスピーチでは、重要なポイントを伝えるときに、漢字2文字とか4文字とかで文字数をそろえるので、美しいなと思います。また、ポイントの数も中国人が好きな数である「8」コあり、中国語スピーチらしさが垣間見えます。
技法1 放鬆 (リラックス)
放鬆 Fàngsōng
自分が緊張すると面白さが伝わらないので、舞台を独占するつもりで話す。
技法2 自嘲(自分を笑いのネタに)
自我嘲笑 cháoxiào
自分の欠点や失敗談をネタにして笑いをとる。
技巧3 尷尬(気まずい経験をネタに)
尷尬 Gāngà
恥ずかしい、気まずい瞬間は「ユーモアの源泉」なので、ネタにして笑いをとる。
自分の人生で恥ずかしかったこと、失敗したことをメモして、スピーチに使うとよい。
技巧4 互動(聞き手を巻き込む)
互動 Hùdòng
聞き手と一緒に笑いを作りだす。「笑點很低的人(簡単に笑ってくれる人)」にスピーチを聞いてもらう。その人が笑うと他の人もつられて笑うので、重要。
聞き手に「托兒」(サポーター)になってもらう。
聞き手の反応が悪いときは、「感謝大家,稀稀拉拉的掌聲(みなさん、まばらな拍手をありがとうございます)」とあえていうと、聞き手が「ちゃんと反応しないと!」と思ってくれるので効果的だそうです。
稀稀拉拉的掌聲 Xīxilālā de zhǎngshēng
技巧5 意外(あえて予想を裏切る)
意外 Yìwài
聞く人の予想を裏切るようなことを言う。
例)
「〇〇 是我的好搭檔(〇〇さんは私のよきパートナーです)」と言った後に、「私の成功は、自分の努力のたまものです。」(聞き手の予想に反して、「〇〇さんのおかげ」と言わない)
搭檔 Dādàng
技巧6 模仿(モノマネ)
模仿 Mófǎng
有名人、名言をマネする。現地の人と会話したエピソードをスピーチに含め、現地の言葉や方言をスピーチに入れる。(海外の場合その国の言葉、中国の場合各地域の特徴あるコメントを入れる)
技巧7 照應(その場で他の人の言葉を取り入れる)
照應 Zhàoyìng
前の話し手が使った表現や単語をスピーチに取り入れる。吐遭大會というテレビ番組では、前の人が話したことを引用しながら話しているので参考になる。
技巧8 雙關(連想して話を広げる)
雙關 Shuāngguān
単語の読みが似ているものから連想して、話を広げる。
例)話し手の名前は龍兄 Lóng xiōng ですが、同じ読みで窿胸Lóng xiōng (豊胸手術)があります。そこで、似たような〇兄(〇兄さん)や 〇胸の人について話すという使い方をしていました。
感想
すぐ始められそうなのは、失敗談や気まずい経験を書き出して、そこからネタを作ることかなと思います。
その場で他の人の言葉を取り入れたりするのは臨機応変に対応できる力が必要なので、できるようになるとすごくかっこいいと思います。
また、中国語で雙關を取り入れた話ができると上級者っぽくてよいなと思います。 とっさに雙關のテクニックを使いこなせるようになるには、まずは同じ発音で違う意味の語彙をどんとん増やしていくのがよいなと思いました。