最近、中国語で話したのはいつですか?
ルームメイトが中国人だったり、台湾人の友達がいて、週末によく一緒に出掛けている場合、同僚が中国人というケースを除いては、日本で中国語を日常的に話すことはあまりないかなと思います。
私は中国語で話す機会が欲しくて、2017年の秋ごろから中国語のスピーチクラブ入りました。日本には、中国語でスピーチをするクラブ(トーストマスターズクラブ)が3つあり、定期的にミーティングを開いて中国語でスピーチする機会を提供しています。
私は以前、トーストマスターズクラブの英語のスピーチクラブに入っていて、雰囲気や進め方などが気に入っていたので、中国語バージョンのクラブに入ることにしました。
トーストマスターズクラブ(Toastmasters Club)とは?
アメリカが発祥の非営利の団体で、コミュニケーションとリーダーシップを学ぶ会です。
先生はいないので、お互いに学び合う形式をとっています。毎回のミーティング(例会)でスピーカーやいろいろな役割を経験していきます。
基本的に、毎回のミーティングは3部構成になっています。言語が何語であっても基本構成は変わりません。
第一部は、即席スピーチ。お題を出す人が質問をし、応える人を指名します。当てられた場合は即座に内容を考えて話します。 お題はその季節に沿ったものから、突拍子もないもの、過去の事(例 今まで~した中で、一番〇〇だったもの)、未来の事(今後~したいのは何?)などいろいろあります。 当てられたら瞬時にスピーチを考えて話す経験が積めるので、瞬発力や臨機応変力が付きます。
第二部は、事前に準備してきたスピーチを聞く形式。自分がスピーチをする際には、マニュアルにある注意ポイントを意識しながらスピーチをします。注意するポイントは、例えば、「スピーチにビジュアルエイドを追加しよう」や、「ユーモアあふれるスピーチの工夫をしよう」などというもので、内容についての制限はありません。自分の趣味などの好きなことをネタにスピーチをします。
第三部は、各スピーカーに対する論評を聞く形式です。例えば、Aさんがしたスピーチに対して、論評者であるBさんが、Aさんの良かった点、こうすればもっとよくなる点を話します。論評者になると、どうやったら相手によいフィードバックができるかの練習になります。
中国語スピーチクラブの特徴
クラブによっては少し違いがあります。全部を中国語で行う場合(横浜ニーハオ)と、日本語中国語の両方の言語で行う場合(東京ニーハオ)があります。東京ニーハオの場合は、中国人が日本語でスピーチし、日本人が日本語で論評をする、日本人が中国語でスピーチをし、中国人が中国語で論評をするなどの形で進めています。水戸にも中国語クラブがあるんですが、私はまだ参加したことないのでどっちのタイプかはわかっていないです。
英語クラブの場合はある程度基礎がないとスピーチクラブに入れないことが多いのですが、中国語クラブは勉強始めたての方も歓迎しています。
入って1年弱の成果
他の人の中国語を聞く機会が得られるため、語彙力も広がってきます。また、スピーチを聞くことを通して、他の人の趣味の世界を垣間見ることができるので面白いです。会員の皆さんが、中国語勉強以外にも独自の世界を持っているので、素敵です。
入りたての頃は自分がスピーチをする場合はそれだけで手いっぱいでしたが、今は、お題をふる役割をしたりして、より臨機応変な中国語コミュニケーション力がついてきたように思います。
会員の投票で、毎回最もよかったスピーチ賞、 最もよかったフィードバック賞が決まりますが、私は現時点で、最もよかったスピーチ賞を2回受賞。最もよかったフィードバック賞を1回受賞しました。
一人でもくもくと勉強するのではなく、こういった集まりで認められたり、評価されると嬉しいなと思います。中国語をもっと勉強しようというモチベーションになり、月に一回は必ず中国語に触れることになるので、継続しやすいところがよいです。しかも費用も安いので続けやすいです。
まとめ
中国語を一人で勉強していて周りに仲間がいない方は、このような中国語スピーチクラブに顔を出してみてはいかがでしょうか?
横浜ニーハオトーストマスターズクラブ情報
例会:第一日曜日20時-22時、第3日曜日10時-12時
会員の構成:ネイティブから初心者まで
公式サイトはこちら
見学申し込みフォームはこちら 3回まで無料見学できます。
※最近はZoomでのオンライン開催なので横浜在住じゃなくても楽々参加できます。関西方面からの参加や、中国、台湾、シンガポールからの参加者もいます。
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