屋久島の縄文杉は長いもので7000年もの歴史があるといわれていて、世界遺産になっています。屋久島の森はジブリの『もののけ姫』の舞台の森のような緑美しい場所でもあります。
以前から、 「屋久島の縄文杉を見てみたいなぁ」と思っていたのですが、少し調べると、 縄文杉を見るには、合計で10-12時間の登山をしなければいけないため、普段から運動不足の私にはハードルが高く、まだ行っていませんでした。
でも、今回、友達に「一緒に行こうよ」と誘われて、行くことにしました。友達が一緒だと、長い登山でもなんだか行けそうな気がするのが不思議です。もちろん、登山経験豊富なガイドさんにもついてもらいました。ガイドさんは、山の植物のこと、登山のこと、いろいろ教えてくれ、かつ、山の道ですが、「あと15分くらいでトイレに付くから休憩しましょう」と教えてくれたりして、安心できました。
この前屋久島で大雨が降ったようですが、私が行ったときは、4月中旬で、ゴールデンウィークの混雑にも巻き込まれず、天気も一日中晴れだったので、最初から最後まで快適でした。
登山準備編
1)道具をそろえる
屋久島は雨が多いということと、10時間の登山は初めてなので、装備をしっかり整えました。基本の登山靴、登山用ザック、ストックに加え、季節に合った登山ウェア、雨具、グローブ、携帯トイレを買い足しました。登山系グッズは若干高いですが、登山中に何かあったら怖いので、準備は本当に大事だと思います。
今回は、モンベルに7万貢ぎました。笑。
体力ないので、ちゃんとした装備で、体力奪われないようにしたいと思ってこだわりました。
2)体を整える
登山経験者にアドバイスを求めると、事前にした方がよい準備は「たくさん歩く」のと「山に登る」ことだといわれたので、登山に体を慣らすため、初心者でも安心のケーブルカーまである高尾山に一人で登ってきました。ちょうど4月なので山の桜も見れてなんだかラッキーでした。
3)食べ物の手配
屋久島には早朝から登るので、朝食分とランチの両方のお弁当を頼んでおきました。
また、長い登山なので、途中でエネルギー切れしないよう、おやつ系も十分用意しました。バナナ、魚肉ソーセージ、ウィダーインゼリー、小さいゼリー、氷砂糖、チョコ、クッキーなどをジップロックに小分けして詰め、いつでも食べられるようにしました。一部は鹿児島に行く前に用意し、一部は鹿児島の市内で購入。友達にシェアする分もたくさん持っていっていきました。実は持っていきすぎて、一部はガイドさんの車で保管することにしました。
ちなみに、ガイドさんと一緒に行くと、ランチにガイドさんがお味噌汁をくれます。
登山編
だいたいの流れはこんな感じです。
3時 起床・準備
4時 宿を出発。ガイドさんの車で登山用のバス停まで移動。
5時30分位 登山口までのバスに乗って登山口へ
6時 登山口から出発
12時 縄文杉到着!!
16時半 下山
18時くらい 宿に戻る
序盤 トロッコ道をひたすら歩きました。途中、素晴らしく素敵な池があり、最高でした。トロッコ道は、きちんと整備されており、枕木に歩幅を合わせる必要はありませんでした。なので、負担が減り歩きやすかったです。ガイドさんもいろいろ教えてくれるので、飽きずにどんどん登っていけました。
中盤 道が険しくなり、きつめの階段、木の根っこ、沢を横切る場所などがあり、汗だくでの登りとなりました。でも、登山中に野生の鹿を近くで見ることができ、しかもその鹿がすぐ逃げなかったので、すごくよい思い出になりました。
登山道には番号が書いてあり、確か50まで行くと縄文杉に到着します。一個一個の道は大変でしたが、あっという間に50まで到達できました。
まとめ
雨が降ることが多いといわれる屋久島で、登山開始から下山まで晴れた最高の登山経験ができました。
登りは途中から結構ハードでしたが、ゆっくり確実に登れたので、大丈夫でした。
今回の登山をきっかけに、次はガイドさんおすすめの白神山地に行こうということになり、新たな目標ができてよかったです。